究極の放置ビジネス

シニア・サラリーマンの寅リスです。

副業ブームで色々な副業をすすめる記事が多くなっているのですが、その中で「何もしなくても儲かる」というニュアンスの誘い文句があれば、まず詐欺だと疑ってかかって間違いないと言われています。

そんな中『サボることだけを徹底的に極めてしまった「究極の放置ビジネス」を期間限定で公開します』という謳い文句の広告ページを見つけました。

とても怪しいと思ったのですが「こんな誘いに乗る人がいるのだろうか?」と思い、思わずこのLPを読んでしまいました。

究極の放置ビジネス

「究極の放置ビジネス」公式ページより引用

広告ページではこのように、魅力的な謳い文句が並びます。

実践した人の声からは、

・3ヶ月目で35,000円を達成。

・1ヶ月もしないで、自動で3万円ほど稼げるようになりました。

「究極の放置ビジネス」公式ページより引用

このように、ありがちな高額達成という話しでは無く、現実的な金額が並べられていて、これが逆に信憑性があるように感じさせます。

どんな方法を使うのか気になるところですが、転売、アフィリエイト、投資、メルマガの失敗事例を挙げているところから、ネットビジネスであることに間違いはなさそうです。

今回は、この草薙悠氏の「究極の放置ビジネス」を調べてみました。

 

草薙悠氏「究極の放置ビジネス」の概要はLPでは不明

究極の放置ビジネスの特定商取引法に関する表示は次の通りです。

究極の放置ビジネス

ここで、気になるのは販売価格。

究極の放置ビジネスの申し込みには15,800円、85,800円、95,800円のいずれかの費用がかかるという事なのでしょうか?

広告ページにはそのような事が全く書かれていません。

「以下にメールアドレスを入力しお申し込みください」

と書かれているだけです。

特定商取引法に関する表示の頭には次のような広告が載っています。

究極の放置ビジネス

「究極の放置ビジネス」「特定商取引法に関する表示」より引用

ここに広告が表示されているパターンは初めて見ました。

とことん「手抜き」「さぼる」を強調した「自動ブログ構築ノウハウ」ということしか見えてきません。

結局情報としてはこれだけなので、メールアドレスを登録しない限り何も分からないようです。

 

「究極の放置ビジネス」の作者草薙悠氏は顔出しNG?

究極の放置ビジネスの作者は草薙悠(くさなぎゆう)氏。

草薙氏のプロフィールをネットで探したところ、同姓同名の方が多いようですね。

ですが、究極の放置ビジネス作者の草薙氏のプロフィールをネットでは見つけられませんでした。

広告ページのプロフィールでは、後ろから撮影した顔写真、というか頭写真しか記載が無いのでどうやら、顔出しはされていないと思われます。

草薙悠

「究極の放置ビジネス」公式ページより引用

広告ページのプロフィールによると、現在会社員をやりながら副業でネットビジネスやネットビジネスで稼げない人への指導をやっていて、これらの副業から、本業からの収入以上の収入を上げているそうです。

ブログの運営から始めて、成果を出せず、ノウハウコレクターになってしまい、それを抜け出すために編み出したのが「サボることだけを徹底的に極めてしまった、究極の放置ビジネス」と言っています。

これを2年かけて、数百万円の費用を投資して開発したそうです。

 

草薙悠氏の「究極の放置ビジネス」を申し込みした

内容が分からないのでメールアドレスを登録してみました。

メールマガジンで勧められる教材

登録するとメールが届くようになります。

そしてこのメールマガジンは1日1回、9日(9回)届くのですが、これにより簡単に究極の放置ビジネスの秘密が分かりました。

草薙氏の手法は、ズバリ、アドセンスアフィリエイト。

そして、アドセンスアフィリエイトの記事を外注で書いてもらうといったやり方を使います。

どうして、メルマガでそんなに簡単に手法を教えてくださるかというと、その外注を使うノウハウが草薙氏のキモとなる部分なのですね。

それは、

  • 記事を毎日書くけれど、その記事を外注する。
  • 外注はクラウドソーシングで人を探す。

というやり方で、その外注をするための

  • コピペで使える募集テンプレート
  • コピペで使える各種指示、返答のテンプレート
  • 効率良く稼げるテーマの探し方、それを完全に人に任せるマニュアル
  • メールで渡すだけで、勝手に記事を書いてもらえるマニュアル

などが用意されているということです。

このノウハウを教えている教材が「フルオートメーション戦略ブログ構築プログラム」という教材で、メルマガでこれが販売されることになります。

このフルオートメーション戦略構築プログラムは、略してFAAP(Full Automation AdSense Package)という教材で、9,800円での販売という事でした。

FAAPは過去に22,800円で売られていた

草薙氏の教材の評判をネットで調べてみましたが、これで、FAAPは以前22,800円で販売されていたことが分かりました。

それから、他にも「無料オファーアフィリ代行PJ」という教材の評価も見つかりました。

どれも「記事を外注する」ことと「アドセンスアフィリエイト」であることには変わりないようです。

それから、草薙氏は桜子氏が運営している「ブロガーズ」というアドセンス塾の出身らしいという事も分かりました。

良い口コミに対する評価として、このブロガーズの方々が中心に評価しているという意見が多く見られました。

他の悪い口コミは、

  • 外注がうまくいかないので外注費がかさみ過ぎる
  • キーワード選定、記事タイトル、なども外注化でやれるわけがない
  • サポートが悪い
  • 外注する際に交渉するので「何もしないで」できるという事はあり得ない
  • 初心者は自分で何もノウハウが無いのに外注できるはずがない

など、色々ありましたが、一番納得のいく「究極の放置ビジネスでは儲からない理由」は「アドセンスの手法はもはや儲からない」という指摘で、これには私も賛成します。

 

草薙悠氏の「究極の放置ビジネス」では稼げない理由

究極の放置ビジネスをすすめられない一番の理由は「アドセンスアフィリエイト」を使う点です。

アドセンスアフリエイトをすすめない理由は色々ありますが、主な理由を3点お伝えします。

アドセンス広告の収益が減収する

アドセンス広告の収益は今後減ってしまいます。

その理由は「2年以内にGoogleが広告目的のクッキー利用を制限する」からです。

グーグル、2年以内に広告目的のクッキー利用制限へ

何のことか分からないと思いますので、ここでは多少間違っていても分かり易いように説明しようと思います。

そのため「クッキーを利用した広告」とは「パソコンの使用者がWebを見に行った時の情報を使って広告を出す仕組み」と、理解してください。

この、Webを見に行った情報の収集はユーザーが認識していないうちに、ひっそりと行われています。

自分の閲覧情報が、誰に送信されているかを確認してからサイトの閲覧をしているユーザーはいないと思いますが、実は、自分の閲覧情報が知らないうちに送信されて収集されているのです。

こういった仕組みがクッキーなのですが、このようにして、自分が知らないうちにプライバシーが漏れてしまうような事は嫌ですよね。

昨今、プライバシーに対する意識が世界的にも高まっており、こういった事にとても厳しくなってきました。

これにより、Googleもクッキーを規制をすることにした、というわけです。

実際に目にするクッキーを利用した広告とはどんなものか、もっと分かり易く身近で目にする例を挙げますね。

Webで、買おうと思った商品を検索したら、次にWebを見たときにその商品の広告がやたらと表示された経験がありませんか。

例えばビデオデッキを買おうと、色々Webで調べたり、一番安い販売店を探したりしたとします。

ネットで既に注文したので、もう用が済んだのに、次にブラウザを作動させると「やたらとビデオデッキの広告が表示される」なんてことを経験したと思います。

これが、まさにクッキーが利用されて表示されている広告なのですね。

そして、この「クッキーを利用した広告」の一つがアドセンス広告になります。

アドセンスアフィリエイトの心臓部であるアドセンス広告が規制を受けるという事は、今まで苦労せずに、読者の興味がありそうな広告を表示させていた機能が使えなくなるわけで、そうなれば、クリックされる率も減るので、収益の減少になるということです。

だから、グーグルアドセンスを収益源とするアドセンスアフィリエイトは、おすすめできないということになります。

専門性の無いブログはアクセスを集められない

専門性のないブログがアクセスを集められなくなってきています。

アクセスを集めるためには、検索されたときにその記事が検索の上位に表示される必要がありますが、その検索順位を決める時に、検索を運営する側が検索者の意向をなるべく反映させようとするのは当然のことですよね。

GoogleやYahooの検索を運営する側は、検索者が知りたい情報を、専門性を持って発信しているブログが検索されるように検索システムを調整します。

つまり、検索を運営している人は「検索者が必要としている情報を発信しているブログが検索の上位にくるように調整している」という事なのです。

だから、検索を上位にするためには、専門性のある、いわゆる「特化型ブログ」を運営しなくてはならない、という事になります。

草薙氏の言うように「日記ブログでも良いから外注して1日1記事を100記事以上書けばよい」というようには、いかなくなっているのです。

アドセンスアフィリエイトは検索を上位にするために、その時のトレンドを記事にして検索を上位にする手法を取る場合が多いので「トレンドアフィリエイト」などと言われる場合もあります。

草薙氏がどのように検索を上位に持っていくのか、そこのやり方の詳細は分かりませんが、少なくとも雑記ブログで検索の上位に持っていけるのは、芸能人や名前の通った人がブログを書く場合であって、一般人には無理な事なのです。

そのような理由から、一般に行われているアドセンスアフリエイトの検索上位を狙うための方法である「トレンド狙い」のやり方をすすめられないため、アドセンスアフィリエイトはおすすめ出来ません。

ただし、草薙氏の究極の放置ビジネスで、十分検索上位を打ち出すための戦略が組み込まれているのでしたら、究極の放置ビジネスに限っては、この理由は当てはまらないことになります。

量産体制を取らなければならない

3つ目のアドセンスアフィリエイトをすすめられない理由がこの「1日1記事という量産体制をとらなければならない」という点になります。

「1日1記事、外注してでも良いから、ブログを作成していく」というのは、相当きつい作業になります。

草薙氏から届くメルマガを読むと、草薙氏が例として見せてくださるブログがありますが、あのような品質のブログを毎日書くなんて、とても無理だと思えてなりません。

先ほどの検索上位を目指すことを考える場合に、キーワードの事を考えたり、世の中の状況をリサーチしたり、それだけでもやることは沢山あるのですね。

プロのライターさんでも毎日記事を書くのは大変だと聞いたことがあります。

そこの所を草薙氏は、自分で書かずに外注すれば良いと言いますが、外注した場合はその管理をしなくてはなりませんよね。

副業で1日1記事書くという事はとても無理な事だと思えるため、これもアドセンスアフィリエイトをすすめられない大きな理由の1つとなります。

 

ブログを書いてアフィリエイトで稼ぐには

では、専門性のあるブログをそこまで量産せずに運営して、稼ぐにはどうしたら良いでしょうか。

それには、テーマを決めて、そのテーマに沿った記事を書いてブログを運営すれば良いのです。

もっと具体的に言うと、売る商品に合わせた、特定のジャンルもしくはカテゴリーに特化してブログを書いていくというやり方をします。

こういった、記事を見に来る人は、そのブログで販売している商品に興味がある人ばかりで、アクセス数は少なくても、濃い顧客が集まっているという事になるのですね。

そこにアフィリエイト広告を掲載しておけば、もともと興味があって来ている人なので、商品を購入する可能性がかなり高いということであり、そのアフリエイト広告から購入する可能性がかなり高いという事になります。

単価から見ていくとアドセンス広告は単価が低くて、1クリック30円から40円位です。

アフィリエイト広告からの収益は、商品によって幅がありますが、比較のために安めの例を挙げるとして、報酬単価が3,000円のものと比べても、アドセンス広告と比較すると100倍になります。

アドセンス広告で100クリックしてもらうのとアフィリエイト広告で1商品を購入していただくのと、同じ儲けということなのです。

どちらのブログの方が効率良いか、運営しやすいか、といった事は、すぐに分かりますよね。

ところで、こういった専門性を持たせた形でブログを運営する方法は「特化型のブログアフィリエイト」と言います。

そして、特化型ブログアフィリエイトの利点はこれまでにも色々述べてきましたが、やはりブログが資産になるという事ではないでしょうか。

特化して書いてきたブログ記事が資産となって集客しますので、ある程度の記事が溜まってくると、週一回記事を追加したり修正したりする程度で、商品が売れて行くのです。

後々時間が自由になるということですね。

この特化型ブログアフィリエイトをやって行きたいと思われた方は、こちらの記事をご覧ください。

⇒ 仮面ブロガーズPLUSがシニアサラリーマンの副業にイチオシな理由

 

まとめ

草薙氏の究極の放置ビジネスの重大な欠陥とは、アドセンスアフィリエイトを使うところだという事がお分かりいただけたと思います。

アドセンスアフィリエイトは少し前は、初心者が取り組んでも早い時期に結果がでるという事で、初心者がアフィリエイトを始めるための入門編のように扱われていた時期もあったようです。

ですが、残念ながら今では終焉を迎えることが目に見えてきています。

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

メルマガ登録募集中です

副業についてのメルマガ配信を予定していますので希望者を募集中です。

ご希望の方は次のフォームへの登録をお願いします。

寅リスの副業メルマガ

 

寅リスの「老後の自分に仕送りする」メール講座

私たちシニア世代のサラリーマンにとってここ数年の間に激変したことは、次の2点では無いでしょうか?

  • 働き方改革という、本当は企業のためにしかなっていない改革が進められて、今や副業は当たり前になってきて、国も推薦する時代になっている。
  • 老後に2,000万円の貯蓄が必要と言われて、老後に不安を持っているサラリーマンが大勢いる。

こういった変化は理解していて、その問題も分かっているからこそ、副業を始めなくてはならないのに、次のような理由で副業を始める事をためらっているかたも多いのではありませんか?

  • 今収入があるから、つい自分の老後を見つめることから逃避して、そんなことは「妻まかせ」にしている。
  • 「社員への兼業・副業を認める企業が3割を越えた」にもかかわらず、未だ副業を禁止している企業も多く、副業を始めることに二の足を踏んでいる。

兼業・副業に対する企業の意識調査(2019) 社員への兼業・副業認める企業3割越え

さらに、将来のお金の不安や心配や悩みがあって直ぐにでも副業を始めたいのに「副業になにを選んだらいいか分からない」などと、迷っている方もいらっしゃると思います。

このように、自分がサラリーマンであることやシニアであることで、中々副業を始められないでいる人がいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな、シニアのサラリーマンの方に向けて、副業を開始するためのハードルを越えるために、「老後の自分に仕送りする」をコンセプトとしたメルマガ講座で、情報をお届けいたします。

いつでも、解除していただいて構いませんので、一度登録してみてください。

老後の自分に仕送り

笑い顔

「老後の自分に仕送りする」ことで、自分の老後を豊かにできるように一緒にがんばりましょう!

ためになる教材を手にいれるには

私がこのブログを立ち上げた頃は、アフィリエイトという言葉も知らない、全くの素人でした。

副業の必要性に迫られていて、焦っていたこともあったのか、色々役に立たない商材を購入して、やって見ては「騙された」ということの繰り返し。

みなさんはシニアになるまで、色々な経験をされて来ているので「騙されない自信はある」って言うのでは無いでしょうか?

私も初めはそう思っていたのですが、なかなか売り込む側も考えています。

ネットでは、仲間のブログを使って良い評判を流していたり、場合によってはお金を使っていわゆる「サクラ」を使っての売り込みをしたり。

はっきり言って、このネットの世界、売り込みのためなら「手段を選ばず」のところがあります。

でもそんな中、私は良い出会いがあったので、それから今日まで、一直線にここまで進んでくることができています。

要するに、良い教材を手に入れて、良い人から正しく教わることが重要なのです。

いくら、シニアだから騙されはしないとは言っても沢山の情報の中から、なかなか「コレだ!」という教材にたどり着けないでいるのではありませんか?

良い教材を手に入れるためには、偽りの無い、真実の情報から選ぶ必要があります。

つまり、良質な情報を入手することが大切という事です。

その良質な情報の中のひとつに、私からの情報も加えてみませんか?

私の情報は、実際に教材を購入して試した上で、厳選して選び紹介しているものばかりです。

若い人には有益な商材でも、シニアにはちょっと難しすぎるとか、そういった点も選別する際には考慮しています。

シニア目線で厳選した商材ばかりです。

お墨付き商材一覧

笑い顔

私がきちんと調べた「【寅リス厳選】お墨付き商品一覧」は確かな情報です。

一度選んで実践してみてはいかがでしょうか?

無料相談受け付け中です

何か知りたいことや聞きたいことがあれば何でもご相談ください。

  • 副業って言っても時間がない
  • 会社が副業を禁止しているけど始めたい
  • 自分が選んだ商品が本当に役立つのか分からない
  • 教材に何を選んだら良いか基準がわからない
  • 今更副業を始めてやって行けるのだろうか
  • 今やっている副業が儲からない
  • 既存のビジネスや副業がうまくいっていない

このように、いろいろな悩みを抱えていると思います。

私が副業を始めようと思い収集した知識や、このブログを書いている間に培った経験や知識をもとに、あなたのご質問にお答えしていきます。

無料相談

笑い顔

あなたの悩みをぶつけて、「もやもや」を解消して、一緒に「老後の自分に仕送りする」体制作りに向けてスタートしましょう。