シニア・サラリーマンの寅リスです。
「金持ち父さん貧乏父さん」という本は世界的なベストセラーとして、あまりにも有名なのですが、この著者であるロバート・キヨサキ氏は「キャッシュフローゲーム」を売り出すためにこの本を戦略的に書いていたらしいのです。
このゲームは1996年に発売されたのですから約1/4世紀に渡って世界的にプレイされている人気ゲームという事になります。
2019年にはリニューアルされたそうですから、まだまだ売れ続けていて、ゲームの愛好家も増え続けているという事なのでしょう。
何と言ってもこのゲームの凄いところは、ゲームをやることにより、キャッシュフローのことやお金のことが自然に学べるということですね。
また、そういった性質のゲームなだけに、ゲーム会と称してネットワークビジネス(マルチ商法)など、色々な勧誘の場に利用されていることがあるらしく、騙されたなどといった話しもでているようです。
知っている人は「今更」と、おっしゃるかも知れませんが、今回はこのゲームを色々調べてみることにします。
キャッシュフローゲームの概要を調べた
私のように初めての人もいるかも知れませんので、まずはどんなゲームなのか見ていきたいと思います。
ゲームの目的がネットワークビジネスの勧誘に向いている
キャッシュフローゲームをやると一言で言うと「株や不動産、会社設立など投資の基礎的なしくみと会計の基礎が学べる」ようです。
この辺りが、ネットワークビジネスの勧誘に利用される主な理由なのでしょう。
考案者のロバート・キヨサキ氏はこのゲームを次のように紹介しています。
これは、あなたの視野を大きく広げ、あなたの中に眠るお金に関する才能を目覚めさせるための楽しいゲームであり,会計と投資について同時に教えてくれる世界初の教材です。 会計と投資はどちらもあなたのフィナンシャルIQにとって大切な知識です。
このキャッシュフロー101は一家に1つ、必ず必要な教材なのです。 このボードゲームを、楽しみながら短期間で学ぶMBAプログラムだと考えてみてください。 一ヶ月に一度テレビを消して、年齢に関係なく友達や家族と「キャッシュフロー101」をやってみてください。 将来のしあわせと経済的安定のために、これほど割のいい投資はありません。
MBA(Master of Business Administration)というと、日本では経営学の大学院修士課程を修了した経営学修士のことで、栄誉ある称号なのです。
MBAは学位であり資格ではないのですが今では企業の採用や昇格において高い評価が得られることもあるし、起業家、経営コンサルとして活躍する人が多いことでも知られています。
キヨサキ氏の言う「MBAプログラムだと考えてください」ということが本当ならば、相当高度な、お金に関することが身につくゲームだという事になります。
製作者のロバート・キヨサキ氏
Wikipediaによると、ゲーム考案者のロバート・トオル・キヨサキ氏の日本名は清崎徹(きよさきとおる)氏で、1947年ハワイ生まれ、ハワイ州の教育長を父にもつ日系4世のアメリカ人です。
個人資産が80憶円を超えると言われていて「金持ち父さん」シリーズの著者であり、不動産投資家として有名ですが、様々な肩書の持ち主です。
ハイスクールを卒業後、ニューヨークの米国商船大学校へ進学、卒業後、米国海兵隊に入隊。
ベトナム戦争に出征、帰還後1997年にサーファー用の財布を考案し会社を設立したところからビジネス界に乗り出したようです。
その後いくつかの会社を起こしたのち1994年にビジネス界から引退しボードゲームを考案したのだそうですが、1997年からビジネスに復帰しました。
ゲームの種類
キャッシュフローゲームの日本語版は発売当初、
- キャッシュフロー101
- キャッシュフロー202
- キャッシュフローforキッズ
の3種類がありましたが、現在は販売中止になっていて、2019年に101の後継版として2019年版が発売されています。
現在、普通に購入できるのは、2019年版だけですが、旧版はまだAmazonやネットオークションなどで、中古も含めて入手できるようです。
101と202の違いは、101が初心者用、202が上級者用となっていて、202の方が、株の空売りやプットオプション、コールオプションなどを学ぶことができ、101よりもより現実に近づいた内容になっています。
発売された3種のうち101は1番人気があったので、2019年の改定では、101の後継しか出さなかったのでしょうか。
改訂版の評価は、より現代に合っているという良い評価もありますが「現物のお金」がなくなったり、現実味が無くなったりしているという評価がありました。
色々な評価を見る限り、今入手するなら、できれば101を入手する方が良さそうですね。
また、最近ではこれらのスマホアプリがあってプレイできるようなのですが、これだと攻略が優先してしまったり、プログラムに任せてしまうところがあったりして、現実に活かすための学びが疎かになるようです。
ゲームの進め方と得られること
このゲームは人生ゲームのようなボードゲームで、2人から6人でプレイします。
ゲーム盤に描かれたコースは内側円形の「ラットレース」と外側の「ファーストトラック」の2つに分かれていて、サイコロで出た目の数だけ右回りに進めていきます。
ラットレースでは会社員、弁護士、医者などの労働の対価として収入を得ている人、ファーストトラックではビジネスオーナー、投資家、不動産経営者、印税収入など不労所得で生活をしている人がプレイするコースです。
まずは、ラットレースを回りながら初期のわずかな手持ち金+毎月のキャッシュフロー(総収入―総支出)を駆使して、お金を貯めていきます。
お金を貯めながら、不労所得を得て資産を増やして、
不労所得>総支出
になれば、ファーストトラックに移ることができます。
具体的には、
- 不労所得を増やすため資産を買う=勤労所得を不労所得に変える
- 支出を減らすため負債を減らす → ローン返済
の2つになります。
ファーストトラックのゴールは、
- ゲームスタート時に23種類中から選んでおいた夢を買ったとき
- ビジネスを買って毎月のキャッシュフローを増やしていき、それらからのキャッシュフローの額を、最初のキャッシュフローデー収入の額のプラス50,000ドルにしたとき
のいずれかにより、ゴールとなります。
このゲームでまず初めに学ばなくてはならないところは、ラットレースから「不労所得>総支出」にして、ファーストトラックに移るところです。
つまり、会社員のような人生から、不労所得で生活する人生に変えるということで、具体的にどういったことをして、変えていくのかということを学ぶのですね。
あともう一つ、ラットレースをやっているうちに、子供ができたら「キャッシュフローがどんなにしんどくなるか」のような現実を学ぶような場面もあります。
ネットワークビジネスの勧誘に利用されるキャッシュフローゲーム
キャッシュフローゲームは意外と高額(forキッズ:10,000円位、101:20,000円位、販売中止によりさらに値が上がっています)であるし、一人ではできないので、各地で色々なゲーム会が開催されています。
ゲーム会の主催者が勧誘しやすい
その中には、ネットワークビジネスへの勧誘のために催されるゲーム会もあるみたいです。
ゲームの目標となる「ビジネスオーナーになること」これがネットワークビジネスの勧誘にはまるみたいですね。
ビジネスオーナーになるには、資金やコネ、知識、などが必要になります。
ネットワークビジネスの販売員は、他の起業やフランチャイズ契約などよりもリスクが低いことを理由として、ビジネスオーナーになる第一歩としてネットワークビジネスを推してくるわけです。
ネットワークビジネスを勧めやすいので、勧誘目的のゲーム会が主催されるのです。
ラットレースから抜け出すための方法として、ネットワークビジネスが最適だ、という思考に洗脳していくのですね。
実際キヨサキ氏もネットワークビジネスを否定していないみたいで、ネットワークビジネスの勧誘とキャッシュフローゲームはマッチしているということになります。
他の色々なビジネス勧誘もある
主催をしなくても、ゲーム会に潜入している場合もあって、これは主催者側も禁止しているようなのですが、ゲームが終わって盛り上がったところで、帰りに誘われて勧誘を受けるみたいな事が報告されていました。
有名なところでは、アムウェイの販売員なども参加している場合があるみたいですね。
ネットワークビジネス(=マルチ商法)自体は違法では無いのですが、規制がかなり厳しくなっているので、みんなが知っているキャッシュフローゲームを隠れ蓑にして集客して、自分のビジネスに被せるといった手法を取るのでしょう。
他に不動産会社が行うゲーム会での投資セミナーは100%、セミナー後に自社の物件の営業活動があるみたいですね。
証券会社や信託銀行など、要するに、ゲームで疑似体験できる業種は全て、ゲーム会を主催していると言っても過言では無いのでしょう。
勧誘するから悪いという事は無いのですが、純粋にお金の勉強のためにキャッシュフローゲームをやりたい場合はこういった勧誘はうっとうしいのも確かです。
良く調べて、優良なゲーム会に参加する必要がありますね。
次の2つのサイトは今回の記事を書くにあたって、とても参考になりましたし、純粋にゲーム会を主催されているようなので、おススメできると思いました。
参加したい人は参考にしてください。
⇒東京・横浜・名古屋・大阪でキャッシュフローゲーム会を主催しているサイト
キャッシュフローゲームでラットレースから抜け出す事と現実
今になってキャッシュフローゲームのことを知って、こういったゲームを早くやる機会があって、キャッシュフローゲームで学ぶような内容を早く学んでいれば、早いうちに、お金を使う側に回る工夫ができたのにと、残念な気持ちです。
発売当時はまだ30代だったという事だから、かなりチャンスがあったのに、その頃にこういったことに反応するアンテナが無かったわけで、今更後悔しても始まりません。
もし当時、起業や投資に少しでも関心があれば、この「キャッシュフローゲーム」や「金持ち父さん貧乏父さん」に、たどり着いていたということです。
でも、前のことを考えても仕方ないし、投資について学ぶなら、まだシニアのうちからでも間に合うので、キャッシュフローゲームをやって、お金の勉強を始めるのも良いと思い直しましました。
ところで現実でも、早くラットレースから抜け出して、ファーストトラックに移らなくてはなりませんが、ラットレースから抜け出すためには、不労所得を得て資産を増やさないといけませんでしたね。
投資ばかりに限らずビジネスを始めるのも不労所得を目指す一つになります。
サラリーマンが副業としてビジネスを始める、その手段の一つとして「ブログアフィリエイト」を、おすすめしているのですが、これは正しい選択であるということが、キャッシュフローゲームからも学べるということになります。
まずは、何とかキャッシュフロー101(日本語版)を入手したいと思いました。
まとめ
今回は、金持ち父さん貧乏父さんの作者であるロバート・キヨサキ氏が作った「キャッシュフローゲーム」がどんなゲームなのかを見てきました。
そして、そのゲーム会でネットワークビジネスをはじめ、色々なビジネスが勧誘のためにキャッシュフローゲームを利用していることがお分かりいただけたと思います。
一番理解しなくてはならないことは、シニアであるサラリーマンの我々も早くラットレースから抜け出して、お金に働いてもらう、ファーストトラックに移ることを目指さないとダメってことですね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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